今回は大阪府の住宅にて防災井戸づくり。地層はずっと続く砂礫層で事前にデータを調べてもN値が高く不安な予想。同業者に聞いてみても「あの辺は硬いで」「打込みは無理ちゃうか」との返事で高まる不安を抑えつつも、一番信頼のおける矢太郎Proを積んで現地へ出発しました。

硬い砂礫層に苦戦 9.5mで水脈到達 | 大阪府の住宅地で防災井戸
だいたい1m目2m目3m目くらいはスイスイ進むものですが、こちらはデータ通りの超硬地層で1メートル目からまったく入ってゆきません。

硬い砂礫層に苦戦 9.5mで水脈到達 | 大阪府の住宅地で防災井戸
丸一日費やしてようやく6メートルまで打ち込んだものの水脈には達せず、後日に再度工事を行うこととなりました。

硬い砂礫層に苦戦 9.5mで水脈到達 | 大阪府の住宅地で防災井戸
二日目の工事。9.5メートルでようやく管上の水が引いてくれました。なんとか水脈到達したのはしたのですが・・

硬い砂礫層に苦戦 9.5mで水脈到達 | 大阪府の住宅地で防災井戸
9.5m下にある水が8m以内まで上がってきてくれることを期待しつつ待ってみましたが残念ながら上がってこず。ポンプを取り付けて水を上げようと頑張るもののやはり9.5mでは深すぎて上げる事が出来ません。目視で見るとすぐ近くまでは引っ張り上がるのですがあと少しが上がりません。現在は年間で水位が最も下がる真冬なので、春を過ぎ初夏の頃になれば水位も上がって使える井戸になると思います。
なぜポンプで8mより下にある水を吸えないのか?

〈YouTube動画 長さ:03:46〉
硬い砂礫層に苦戦 9.5mで水脈到達