今回のお客様は大阪市大正区の「泉尾北地域まちづくり実行委員会」様です。朝日放送テレビの阪神・淡路大震災30年特番をご覧になられてご依頼を下さいました。こちらは大変防災意識の高い自治会と役員様で大阪市に対して井戸づくりの許可等を含めてたいへんご尽力下さいました。大阪府や大阪市はその昔、上町台地を除いて海だった経緯があり、現在の地図を見ても四方を海と川に囲まれている地形なので地下水が存在して流れているのか工事に伺う前から心配ではありました。もちろん費用をかけたボーリングによる深井戸ならば確実性は高いものの、今回行う打ち込みによる浅井戸で井戸ができるのか不安な中、比較的豊富な地下水に恵まれて良かったです。

自治会館に井戸をつくりました 大阪市大正区にて
自治会館建物の際に井戸を計画。新しくまだ美しいコンクリートを斫るだけにちゃんと水が出るのか心配でした。

自治会館に井戸をつくりました 大阪市大正区にて
打込みを続けるなかで水脈に到達したサインがありましたので、手押しポンプで吸い出しを行ったところ大量の砂とともに地下水が出てくれました。ホッとした瞬間です。あくまでも災害時における断水対策用なので電気が無くても使える手押しポンプをセットしました。

〈YouTube動画〉
自治会館に井戸をつくりました 大阪市大正区にて