今回のご依頼主は京都市伏見区でハウストマトなどの栽培を新規に営まれる農家様。こちらには既に貯水量豊かな掘り井戸があるのですが、周辺田んぼの稲作終了とともに地下水位がガクンと下がり、使用量に対して足りなくなってしまったとのこと。こちらのハウスでは栽培用の灌水だけでなく地下水を常に噴霧することにより冬は暖房、夏は冷房にと温度調整の役割も担うため一年を通して大量の地下水が不可欠となります。そこで安定した水量確保のために当社が製造と施工を手掛ける直径114.3mmの超打込み井戸「剛筒」をご依頼下さいました。
既存掘り井戸の中に剛筒4mを打込みます。ここで完全な垂直が取れていないと後からでは修正がききません。
慎重に最初の4mを打込みます。
ジョイント部を溶接しながら8m打込み完了。
さらに2mを継ぎ足し10mで打込み完了としました。
エアリフトによる洗浄と水量の確認をして工事完了となります。午前10時に工事をスタートし、正午までに完了となりました。
既存掘り井戸の中に剛筒を打ち込むことにより、貯水量も豊かな死角の無い井戸が完成しました。こちらのハウス農園様の豊作とご発展を心から願っております。