外構工事ではほぼ毎回と言って良いぐらい必ず使う道具、それがこのモルタルミキサーなんです。その名の通りモルタルを練る機械(電動)なのですが、そもそも「モルタル」って何?「コンクリート」とどう違うの?「セメント」は?
今回はそんな疑問に対して少し説明させていただきます。
セメントとは?
セメントはコンクリートやモルタルの材料で、このような粉状のものです。
ホームセンターさんなんかではこんな感じで売っているので見かけたことのあるかたも多いと思います。
セメントの主な原料は石灰石、けい石、粘土、酸化鉄などで水と合わさることにより化学反応を起こして硬化します。骨材となる砕石や砂などを結合させて凝固させる接着剤の役割を果たすもので、「セメント」単体で使用されることはあまりありません。(特殊な用途でまれにありますが)
コンクリートとは?
コンクリートはセメントに砂と砂利と水を混ぜて硬化させたものです。硬化する前の柔らかい状態のものは生コンクリート(生コン)と言います。砂利が入っているぶんモルタルと比較して強度が高いので、公共工事をはじめ土木建築に幅広く使用されています。押す力には強いコンクリートですが、引っ張る力には弱く、その弱点を鉄筋で補った鉄筋コンクリート(RC)は道路や橋梁、ビルやダム、一般住宅も含めて幅広く使用されています。
モルタルとは?
モルタルはセメントに砂と水を混ぜた建築資材で、主にブロックやレンガ目地などに使用します。また表面が美しいことからコンクリートの表面仕上げにも使用されます。
ちなみにDIY用としてホームセンターさんで売られている「インスタントコンクリート」や「インスタントモルタル」も砂や砂利が入っているかどうかの違いになります。
セメントミキサーとモルタルミキサー
一般的にセメントとモルタルで使用するミキサーは違います。セメントミキサーは樽型のこんなのです。
この機械でモルタルを練れなくはないですが、砂利の骨材が入ってないとうまく綺麗に混ざりにくいのです。
当社の場合、コンクリートはもっぱら生コン会社へ発注する事が多く、自前で練るのはモルタルとなります。職人一人でもトラックへ積んだり降ろしたりができるように補助輪がついてます。(重量75Kg)
素晴らしい!うまく考えられています。
兵庫県明石市にあるトンボ工業さんの「モルミニ2.8」。側面に書かれたトンボの絵がなんとも風情があってイカしてます。
ただしこのミキサーですが、「乾き=硬化」には常に気を配っていないとエライ事になってしまいます。
奈良と隣接する大阪、京都、三重、和歌山の外構エクステリア工事なら、自社設計デザインと自社施工が自慢のホウワハウジングまで、どんな些細なことでもご相談下さい。