ご自宅まわりの雑草でお悩みのお客様から「犬走り」の製作ご依頼を頂戴いたしました。
犬走り(いぬばしり)とは、垣と溝の間や土手の斜面に設けられた細長い通路や平地部分。犬が通れるくらいの幅しかない道という意味合いから呼ばれる。
軒下の犬走り
建物の軒下の外壁周縁部を砂利敷きやコンクリートを打ったもの。構造物保護のために設けられる。引用元: 犬走り-Wikipedia
犬走り製作工事
日々の雑草取りにほとほと疲れられた奈良市内のお施主様からのご依頼です。犬走りと言えば一般的に砂利敷きでの方法と生コンクリートにて行う方法がございますが、今回はより効果が高く、美しく快適な生コンクリートでの方法をご選択なされました。
取っても、取っても次々と生えてくる家まわりの雑草
まず現状の雑草と上層の残土を撤去します
狭い所も含めて家の四方の残土を撤去します
砕石クラッシャーを敷きます
雑草と残土を撤去した後にクラッシャーを敷き詰めます。
全部で合計3トン分のクラッシャーを投入しました。
このあとランマーを使って転圧をかけ、地盤を締めてゆきます。
鉄筋格子の施工
締めた地盤の上にスペーサーで浮かせた状態で配筋を行います。
コンクリートは圧縮力には強いのですが、引っ張られる力に対しては弱いので、この格子状の鉄筋を中に入れる事で強度と耐久性を向上させます。
生コンクリートの打設
建物の四隅すべてにコンクリートを届けるためにコンクリートポンプ車(圧送車)を使用して流し込みます。
コンクリートが柔らかいうちに何度もコテで押さえて、仕上げ作業を行います。
仕上げにかかっているうちに陽が落ちてしまい、暗くなってからの写真で申し訳ないです。
犬走りの完成
コンクリートが乾いて硬化すると完成です。ずっと雑草が生えない、雨が降っても歩きやすく、美しい家まわりの完成です。