皆様こんにちわ(^^)ホウワハウジングのヤッさんです!
今回は、大和郡山市内のお客様より母屋を解体してパナソニックホームズさんにて新築に伴う工事を注文頂きました。600㎡を超える土地に母屋、中庭、離れなど様々な建物があり全て撤去せずに離れや、外構、庭など一部残す工事となります。残すものに傷などつけないように慎重に工事しないといけないので、丁寧かつ仕事の早いホウワの出番ってわけです(^^)建物の解体前のお清めも依頼頂いき、その時の様子も掲載してますので是非御覧下さい(^^)
解体清祓い(かいたいきよばらい)
建物を解体する際に行うのが【解体清祓い(かいたいきよばらい)】です。このお清めは解体工事前に行い、家屋の守り神に対して、今までの長い年月に渡り家族を守ってくれた事を感謝し、これから家を取り壊すことの報告、これから始まる工事の安全を願い無事に工事が終わることを祈願します。
まずは念抜きのために建物の中心に屋根から一階まで念が通る穴を開けます。そして決められた方角に、塩、洗い米、お酒を設置して祝詞を唱えます。祝詞を唱えることそれ自体にけがれを払う効果があり、それと運気が上がり願い事が叶いやすくなるとも言われています。
次に建物の四角と中心に塩、洗い米、酒の順番に撒いて建物を清めて解体清祓の完了です。
建物を解体する時、必ずお清めをしなければいけないというわけではありませんが家族との思い出も沢山詰まっている家に感謝して解体工事が安全に終わるように祈願する。こんな気持ちがある方は解体前にお清めをすることをオススメします。
建物の取り壊し
それでは解体清祓が完了しましたので、建物の解体工事に移ります。
まずは建物の内装解体作業です。昔ながらの日本家屋は、今のように石膏ボードや断熱材を使用してなく土壁を使用しているケースが多いです。断熱材がほとんど入ってないので、いつもの断熱材撤去時の身体の痒みが無いのは助かります(^_^)その代わり日本家屋は畳や瓦が大量にあるので、それはそれで大変です(^_^;)畳や窓枠などを撤去して内装解体作業が完了しました。
内装解体作業中、外では専門の業者による足場組立作業を行ってもらっています。いつもお願いしている業者さんで、安全かつしっかりとした足場養生を組んでくれるので、工事中の倒壊の心配も少なく安心して工事を行えます。
躯体解体前に、まずは石で作られた門屋とコンクリートガレージの撤去をします。前面道路にコンクリートや粉塵が飛んでいかないように敷地前面にも養生しました。
門屋前の養生を敷地側から見た写真です。庭を1部残しますので傷がつかないようにベニヤ板を立て掛けて養生しました。
最後に私たちのモットーである「解体は愛」の看板を付けて養生完了です!それでは門屋とガレージの撤去作業に移っていきたいと思います(^O^)/
門屋の撤去
門屋の屋根部分の解体作業ですが、重機で作業が出来ない為、手作業で少しずつ斫(はつ)って撤去してゆきます。
こちらはハンドブレーカーといって部分的な解体やコンクリートを破砕する機械で、重機が搬入出来ない狭い場所の作業に適しています。コンクリートを削る作業の事を「斫り(はつり)」と呼びますが、斫りはハンドブレーカーが登場するまで主にハンマーなどで行われてきました。しかし現在はハンドブレーカーの導入により斫りの作業効率が大幅に改善されました。その一方で騒音が激しく大量の粉塵が発生するというデメリットもあります。そのため使用時は近隣への配慮が必要不可欠となります。
重機搬入の導線が確保出来たので、重機での解体作業に移ります。重機にもブレーカーを付けて門屋とガレージのコンクリートを斫ってゆきます。
やはり重機で斫るのと手作業で斫るのとでは全然作業効率が違います!あっという間に門屋の撤去が終わりました。
ガレージ土間コンクリート撤去
続いてガレージも斫ってゆきます。
こちらはコンクリートブロックで作られており、中の鉄筋を除去しながら斫ってゆきます。鉄筋はバーナーで小切りにしながら撤去してゆきます。
ブロック造のガレージの撤去が完了しました。
ガレージの奥に繋がっている建物は残す予定なので、切り離しをし一旦この状態まで重機で解体しました。
綺麗に切り離しをするためにカッターを入れるのですが、コンクリートにカッターを入れると粉塵が大量に舞います。そのため粉塵の飛散防止策として水を直接掛けながらカッターで切り離しました。
残す側の壁に傷がつかないようにベニヤ板で養生をして、鉄筋はグラインダー(手持ちの電動カッター)でカットして少しずつ撤去してゆきます。
このように綺麗にカット出来ました(*^^*)あとはコンクリートガラを処分したら門屋とガレージの撤去完了です!
母屋の取り壊し
それでは躯体(母屋)の解体工事を初めてゆきます。まずはいつも通り瓦降ろし作業からですね(゚∀゚)
手作業で1枚1枚捲ってゆき、油圧ショベルのバケットに入れて降ろしてゆきます。場所によっては直接ダンプに投げ入れる時もありますが、破片が周りに飛んだり瓦が割れる音がうるさいので、なるべく丁寧に降ろすように心がけています。
これですべての瓦降ろしが完了したので、躯体の解体作業を行います(゚∀゚)!
昔の日本家屋は主に土壁が使われております。更に壁だけではなく瓦下にも土が使われているため何も対処せずに解体していくと大量に土埃が飛散してしまいます。そのため、建物や土埃に直接水をかけて粉塵の飛散を抑えながら建物の解体してゆきます。写真を見てもらったら分かるように昔の建物はほぼ木と土で作られているのですね。
離れには今でもお施主様が生活をしているため、粉塵の飛散や騒音など、なるべく出さないように気をつけながら少しずつ丁寧に解体してゆきます。
写真を見てもらったら分かるように、こちらの基礎は束石基礎でしたので基礎撤去時の騒音や振動はほとんどありませんでした。束石とは建物の柱を支えるコンクリートで、床下に一定間隔配置して建物を支える基礎です。
母屋と離れと繋ぐ連結部分も撤去依頼で、ほぼ建物の解体は完了しました。後は廃材の搬出と連結部分を綺麗にする作業です。
奥のブルーシートで養生しているのが残す建物との連結部分です。後に補修の必要がありますが、とりあえず雨が入ってこないように一時的に塞いでおきました。
建物が無くなったので不必要な養生と足場は撤去しました。養生シートがあると風の煽りをモロに受けてしまい、そうすると足場倒壊の恐れがあるからです。
残すは土間や外構の撤去です。残す物と撤去する物を間違えないように気をつけながら撤去してゆきます。
整地・工事完了
最初に撤去したガレージ足元の土間は最後に撤去しました。ダンプの搬入出など土間を置いといたほうがいい場合もあるのです(^O^)
最後に整地をして工事完了です!最終日に測量の調査員も来ていました。あとはパナソニックホームズ様にバトンタッチとなります。敷地も広いのでパナソニックホームズさんの素敵なお家が建つのか楽しみですね(^^)
お施主様が解体した建物と同じ敷地内でお住まいの中での工事だったため、出来る限り騒音や振動でご迷惑を掛けないように丁寧に工事させてもらいました。
お客様のご家族様の末永いご健康とご多幸を社員一同切に願っております。また、ご近隣の皆様におかれましてはご協力ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。
祝・ご上棟
2020年12月の大安吉日、上棟の運びとなりました。パナソニックホームズさんの素晴らしいスタッフさんが一同となり手際よく建ち上がってゆきます。躯体のほうも見るからに頑丈で高精度な素晴らしい建物です。
このお屋敷がご家族のよりどころとなり、施主様ご家族様皆様が末永くご健康で、お幸せであられますことを願ってやみません。
ただ今ホウワハウジングでは正社員・職人さんを大募集しております!
毎日が楽しい・・ 働きやすい職場で、さらに会社の安定性もバツグン(創業54年、従業員140名)
経験者も未経験者も大歓迎ですので、気になった方はいつでもお気軽にお電話下さい(^^)
TEL / 0743-57-8000
担当 / 上田または西本まで