お引越しの成否は引越しセンター選びでほぼ決まります。
そもそも良い引越し業者って、どんな業者?
当然と言えば当然のことなのですが、商売の関係を超えて、本当にお客様の身になって考えてくれる業者が良い業者と言えます。
当然、民間企業なのですから自社の維持、発展のためには正当なる利益は欠かせませんが、会社の姿勢として「自社の利益や都合」より「お客様の幸せ」をより大切に考え、優先させているかが判断ポイントになります。
とは言っても、なかなか見積もり時点でその辺を見極めるのは難しいと思いますので「自社の損得勘定」や「自分自身の営業成績」を優先させる良くない事例をいくつかご紹介します。
下記の例は過去にお客様から頂戴したアンケートや当社スタッフがお客様からお聞きした事例のなかでも特に多い事例をまとめております。
引越し営業マンの注意すべき言動
ライバル業者、競合他社の悪口を言う
自社の内容に自信があれば他社を批判する必要などあるのでしょうか?
本人は営業マニュアル通りに話しているつもりなのでしょうが聞いてる方は不愉快になります。
他社の悪口を聞く為に忙しい時間を割いてわざわざ見積もりに来てもらっているのではないのですから・・・・本当に自社の作業とサービスに自信があれば他社を批判する必要などないはずです。
見積もり、商談の途中で何度も会社に電話を入れる
ほぼ演技。いわゆる猿芝居です。
金額交渉の段階になって何度も会社に電話を入れる、上司の許可を取る、支店長に決裁を取るなどなど・・・この手はすべて営業パフォーマンスだとお考え下さい。
万が一、本当だとしても些細なことでいちいち会社にお伺いを立てなければならないとすればそんな体質の会社ってどうなんでしょうか? この先なにかのトラブルになったとしても話がスムーズに進まないのは明白です。どちらにせよこんな猿芝居をする会社は要注意です。しょーもない猿芝居をするくらいならもっとお客様のことについて真剣に考えるべきですよね。
その場で金額提示してくれない
金額の高低でお客様を篩いにかけている証拠。
3月4月の繁忙期や年末、夏休み中などによくあるケースですが、まったくもってけしからん話です。その場で金額提示を拒むというのは忙しい時期は少しでも金額の高く取れる客だけを相手にしたいからなのです。会社にとってみれば決まった作業員枠の中で単価アップを図ってゆく経営戦略上のものですが金額の高低で客を差別するその企業姿勢は少なくとも自社中心的でありお客様想いではないと思います。
異常な値引き
じゃあ最初の金額は何だったの?あわよくばボッタクリやん!
他社との合い見積もりをほのめかしたとたんに異常な値下げ、値引きを行うケース。
お客様にとって大きく値引きをしてもらえるのは確かにうれしい事かも知れません。しかしよく考えてみて下さい。あなたが合い見積もりをほのめかさなければその業者はしめしめと高額のまま契約する腹づもりだったのです。そういう性質の会社ということです。お客様にとっては納得できる金額で気持ちよくお引越しが終わって気持ちよく生活がスタートできてこそ価値があるのです。最初からその業者なりの誠意ある金額提示を行う業者を選択なされた方が本当の意味で価値があると思います。
作業員は100%正社員です
現実的にありえない話。
100%正社員は確かに理想ですし素晴らしい事です。しかし現実的にはありえない事です。
ぜったいに無いとは言いきれませんが少なくとも今まで一社も知りません。「100%正社員と聞いてたのに実際はアルバイトや人材派遣が入っていた」なんて言う声は頻繁にお聞きします。見積もり時点でそのようなウソを言う業者など信用できるはずがありません。お客様に対して真摯で正直な業者を選択なされて下さい。
今すぐ契約したら〇〇円です!
よくある手口。その場で即決をせまる業者は要注意!
「今すぐ契約で○○円」に、いったい何の意味があるのでしょうか。
日にちが経てば価格が上がるとでも言いたいのでしょうか。まったく不可解ですよね・・・・ お客様にとってはもっといい方法があるかもしれないのですから、お客様に検討する余裕をお与えするのが本当の思いやりだと思います。いずれにせよその場で即決を迫る業者は疑ってかかるべきだと思います。
無料サービスのダンボールを置いて帰る
まるで押し売りです。
キャンセル防止策なのでしょうか、ダンボールの配達が面倒(コストもかかる)なのかと諸事情はあるでしょうが、一方的に置かれた方は困ります・・・・まだ荷造りもしないのにかさばる物を置いて帰ったり、ダンボールを置いて断りにくくしたりと、業者の方はお客様にツバをつけたつもりでしょうがまったくお客様の都合を無視した自社中心的発想と言えます。ダンボールを置かれようが何を置かれようが、お引越しの二日前まではキャンセル料不要でいつでも解約出来ると覚えておいて下さいね。
内金〇〇円お支払い下さい
引越料金の支払いは、引越作業完了後であるべき。
まだ何の作業もしていないのに、お金を入れろ。とは言語道断。
また、引越料金の支払いについても当然、お引越し当日であるべきだと思います。普段の買い物でも商品と支払いは同時なのですから、やはり支払いはお引越し当日に約束されている事項がちゃんとなされている事を確認の上、納得して支払うべきものだと思います。
あとあとトラブルになりやすい注意すべき事項
営業担当の説明がおろそかでお引越しの当日やお引越しの後日になってトラブルになりやすいケース
電気工事関係についての説明
「そんなの聞いてない」 当日になって発生する高額な追加料金。
「エアコン脱着○○円」などと説明を受けますがそれは基本料金のみの場合である事が多いです。
工事の段階になって説明を受けてない高い追加料金が必要になった というお声は本当に多いのです。またひどい業者になると基本料金を安く設定して追加料金に上乗せする場合もあるのでエアコンをはじめとする各種電気工事についてはよくよく確認なされて下さい。その前に、そのような説明がおろそかな業者は相手にすべきではありません。
補償関係についての説明
最悪、泣き寝入りもありえます。
主に家屋や家財の破損、傷についてです。どんな保険にどのような内容ではいっているのかよくよく確認しておいて下さい。何もなければ良いのですが何かおきやすいのもお引越しです。優良な業者であればそのへんのところはキチッとしているはずです。万一の場合には誰が? どのように? 対応してくれるのか確認しておかれて下さい。
オプションの範囲
当日になって困るのはお客様ご自身なのでご注意下さい。
お引越しの当日になって発生しやすいオプションとして電気工事や不用品の引き取りなどが挙げられますが様々なオプションに対応可能かどうか確認しておく必要があります。当日に発生した不用品の引き取りについて対応してくれない様では本当に困ります。ここでは詳しく書けませんが不用品引取りを拒む場合、その会社には致命的な部分がある場合もあるのです。
他にもイロイロあるとは思いますが、会社規模の大小や有名無名にかかわらず本当に良い引越業者は沢山ありますし、その逆もあります。
やはり最終的には会社の姿勢と従業員の人間性が肝になると思います。最低でも上記の項目をチェックなされて「お客様思いの業者」を選択される事を願っています。また、当社では他の引越センターとの間でのトラブルに関してもできるだけご相談に乗らせていただいております。良いアドバイスが出来るかも知れませんので気軽にご相談下さい。
契約したけどキャンセルしたい場合は・・?
契約してしまったけどキャンセルしたい場合
国土交通省告示の標準貨物自動車利用運送(引越)約款の中に記載されている内容では引越前日のキャンセルは引越料金の10%以内、引越当日のキャンセルは引越料金の20%以内とあります。つまり のです。(電話等でOK)
また国交省の約款にはこのようなことも記載されています。
引越業者は申込者に対してお引越し日の2日前までに見積もり書の記載内容の変更の有無について確認する と定められています。もし
のです。覚えておかれて下さい。