業務名 国立民族学博物館本館収蔵庫収蔵資料移動業務 一式
今回は大阪府吹田市にある国立民族学博物館様の移転業務レポートです。平成26年12月18日から平成27年1月30日までの約一ヶ月半の期間で作業を行いました。細かな民族文芸品から大きなコンクリートの塊や霊柩車など、本当に様々な物をお運びさせて頂きました。当社のスタッフが大変頑張って作業をしてくれたので何とか期間内に作業を終える事ができました。また、博物館のご担当者様の甚大なご協力があって完了できた事は言うまでもありません。本当にありがとうございました。
作業レポート まずは自慢のマンパワーで
今回の移転業務は、本当に様々な物品をお運びさせて頂きました。その一部をご紹介させて頂きます。
まずは世界中の民族の生活品等を展示している棚です。棚のまま運べる物や解体した物等を当社自慢のマンパワーで搬出しました。
重量物はハンドリフトとフォークリフトで
世界中の色んな民族の家具類も沢山ありました。収蔵庫の高さギリギリで配置されている物も多く、難易度の高い搬出作業が続きます。さすがは「みんぱく」さん、展示物もまさに多種多様。重量物については当社自慢のマンパワーでは歯がたたない事も。今回の作業ではフォークリフトやハンドリフトも大活躍していました。
超重量物にはラフタクレーン
農業や狩猟に使う道具や荷車等の重量物も沢山あり大変でした。画像は掲載できませんが刀や5m程の猟銃もありました。木枠に入った石や大きな船、高さ3m位の石造なども沢山ありました。フォークリフトでも全く持ち上がらなかったので、遂にはラフタークレーンも投入しました。後で分かったのですが、一番重たかった石像は4t超の重量があったそうです。
狭い場所は機械+マンパワーで
世界中の人形や壺も沢山ありました。難易度の高い物が本当に沢山あってよく期間内に完了できたなと思います。物量が最も多い収蔵庫が二階建て構造でしたので、時間がかかってしまいました。フォークリフトとマンパワーの合わせ技で何とかこなしました。
このような物も
霊柩車や馬車も運びました。ハンドリフトをジャッキ代わりにして、材木やパレットをかまして持ち上げて台車にのせる作業もしました。霊柩車がパンクしており、さらにフォークリフトが使えない場所なので、人力のみで運ぶ必要がありましたので知恵とパワーでお運びしました。
今回の移転作業では、4tユニック車が大活躍でした。重量物は離れた所へ移動する物が多かったので、フォークリフトやラフタークレーンでユニック車に積んで移動し、ユニック車で降ろしてフォークリフトやハンドリフトで運ぶ作業を繰り返しました。
こんな物もありました。この熊さんではありませんが、呪術に使う道具として人の首のミイラなどもあり少し恐かったです。画像は掲載できませんが。
今回の国立民俗学博物館レポートはこれで終了です。次回も博物館や美術館のお仕事をさせて頂ける様に、益々レベルアップして行きたいと思います!ありがとうございました。
国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です
国立民族学博物館
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