理科の授業で聞いたこともあるかも知れませんが絶対真空(トリチェリーの真空)があるからです。絶対真空は水銀を76cmだけ吸上げることができるのですが、これを真空度760mmといい、この状態以上の真空はないので絶対真空と呼ばれます。そして水銀を水に置き換えて計算します。水銀の重さは水の13.6倍あるので76cm×13.6=1033.6cm=10.336mと水ならば絶対真空で約10m上がってくる計算になるのですが、これはあくまでも絶対真空が作り出せる環境での話です。市販のポンプではこれほどの真空状態を作り出すことは到底不可能で6mからせいぜい8mまでが限界となります。
誰もが御存知の通り私達が暮らす地上は1気圧(1013ヘクトパスカル)の大気を受けています。コップのジュースをストローで吸うとジュースが上がって口に入ってくるのはストロー中の空気を吸って真空を作り、大気の圧力を利用してジュースを飲んだということです。人間の口と肺がポンプの役目を果たしてジュースを飲んだことになります。
なぜポンプで8mより下にある水を吸えないのですか?
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この記事を書いている人
西川 健次
1963年(昭和38年)生まれ、奈良県橿原市出身、旧姓 西本。現在入社31年で全事業の責任者を任せていただいてます。自身はマーケターとして全事業の健全でスムーズな運営を心がけつつ、あわせて新事業ならびに新商品の開発を使命と考えております。いっぽう風水アドバイザーとしての知識と資格で運気の良い家づくりをお手伝いしております。仕事上の喜びは第一に社員の成長と幸せ。それからお客様をはじめとしてご縁があった方々の幸せ。座右の銘は「素直な心で」です。
休日は兼業農家として稲作に勤しんでおります。