安田剛将 皆様こんにちわ（＾＾）ホウワハウジングのヤッさんです！今回は生駒市内の住宅地で建て替えに伴う解体工事を御依頼頂きました。今回も「解体は愛」を念頭に置いて解体工事を進めてまいります！
前面道路も広くダンプも駐めれて、工事し易い現場なので、あっという間に終わりそうです！
初日は足場を組み立てて養生シート張りからスタートします。近隣への粉塵の飛散防止や防音効果もあるので大事な作業です。作業場所の確保のためカーポートも撤去します。
足場の組み立ては専門の職人さんに任せている間に、内装解体作業も同時に行います。
断熱材が大量に入っております。。。全て手作業で運び出してゆきます。断熱材はグラスウールを使用しているのが多く、これを撤去する時にはガラス繊維が身体に刺さって、、、これがまた痒いんです(*_*)
全て撤去し終えました。今日はお風呂のお湯でしっかり断熱材を洗い流さないと、次の日もカイカイします（；；）
最後に「解体は愛」の養生看板で初日の作業は終了です！
足場養生と内装解体作業が終われば次は瓦下ろし作業です。
ここの現場はセメント瓦ではなくスレート瓦のため薄くて軽いのですが、アスベストを含んでる可能性があります。アスベストとは簡単に言うと、肺癌や中皮腫の誘因となる物質で廃棄物処理法で特別管理産業廃棄物に指定されてます。撤去方法はスレートを湿らせ、手作業でなるべく割らず、空中に飛散しないように撤去してゆきます。
全てめくり終えるとこんな感じです。セメント瓦の場合は瓦の下に土がありますがスレート瓦の下には土はありません。
それではいよいよ建物の解体作業です。お施主様もどういう風に解体するのかお気になられていたようで見に来られてました。
粉塵や騒音が一番出る作業で、長々と作業してても近隣のご迷惑となります。なるべく早く一気に解体してゆきます。
建物の解体が進み足場の控えが無くなってきました。職人さんが居ない時に足場が倒壊しないように帰る時は足場と重機をロープで繋いで帰ります。
建物のほとんどが解体されました。ここまできたら粉塵の飛散もほぼ無いので足場養生の上部は撤去します。
混合廃棄物の撤去をします。この混合廃棄物という物は処分する費用がすごく高いです。細かい内装解体をすることによって混合廃棄物は大幅に減り、解体費用がグッと抑えれます。これがホウワの解体費用の安さの理由の１つです（＾＾）
無駄に高く養生シートを張っていても風の煽りをうけて倒壊の恐れがあるのでなるべく早めに撤去するようにしています。
残るは駐車場の土間コンクリートと基礎だけとなりました。ここの基礎は「ベタ基礎」で、厚みは40センチ程ありました…。建物を解体していた重機だけではパワーが弱く、撤去するのに時間がかかってしまいます。そのため、現在の重機よりパワーのある更に大きい重機を使ってコンクリートを破砕して撤去します。
ベタ基礎とは基礎の立上りだけの布基礎とは違い、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。布基礎と比べて、コンクリートと鉄筋の量は増えるので撤去するのに手間がかかります。
いつもならブレーカーといったアタッチメントで破砕するのですが、ブレーカーは音と振動が凄まじく、振動が近隣の家まで伝わるほどです。
これがブレーカーという機械です。振動でコンクリートを破砕するアタッチメントです。鉄筋コンクリート造の建物の解体にも使用します。音と振動がすごいので、正直、住宅街での使用は気が引けます（x_x）
着工前の挨拶回りに行った時に、近隣にお年寄りが多かったのでここの現場はブレーカーの使用はやめて大割りで基礎の破砕をしてもらいました。大割りとはブレーカーとはまた違ったアタッチメントでブレーカーより音も振動も少なく、近隣への影響はほとんどありません。
このように出来るだけ大きくコンクリートを破砕します。
スケルトンバケットで細かいコンクリートと土を分別してダンプに積み込んでゆきます。
これがスケルトンバケットです。隙間から土や細かいコンクリートが落ちて大きいコンクリートだけが残せる便利なアタッチメントです。アタッチメントには色んな種類があり、工程によって付け替えて使用してゆきます。
スケルトンでも落ちてゆく細かいコンクリートは手で拾ってゆきます。細かいコンクリートでも持つと意外に重くて、人力では大変な作業となります。
応援の職人さんも来てもらい2台の重機でコンクリートの撤去をします。息の合った2人のオペレーターがお互いの作業の邪魔にならないように重機を操縦して廃材を撤去してゆきます。
2つの重機で一気に整地作業まで行いました。1台でも相当な仕事量をこなすのに2台あれば本当に作業が早いです。
敷地奥のブロックとフェンスを一部撤去しましたので、土が擁壁下にこぼれていかないように1ｍほど控えて法面を整形しておきました。
整地完了後、前面道路を綺麗に掃除して解体工事完了です。一部撤去したフェンスは再利用するため敷地内に置いておきました。後は建築メーカーさんにバトンタッチとなります。いちばん最後の作業はいつもどおり掃除です。掃除は毎日のことですが、最終日は特に念入りに行います。「着工前より美しく」これもホウワとお客様とのお約束です（＾＾）
安田剛将 近隣の皆さんが解体工事を理解して「お互い様ですから気にしないで」とおっしゃって下さいましたので、とてもスムーズに工事が出来ました。本当にご協力有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
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