今回は奈良らしいといいますか、奈良ならではの歴史ある案件。お客様が現在お暮らしされておられる家屋はなんと江戸前期から続く、築後400年が経過したお屋敷。もちろんこれまで幾度も手を入れられ、補修もリフォームもなされてきた訳ですが、このたび一大決心をなされ、解体新築をされることになりました。住宅メーカーは「小堀の住まい」で有名なヤマダ・エスバイエルホームさん。
お客様ご家族には事前に仮住まいへお引越しをしていただき、工期中に使わない家財はすべて当社のトランクルームでお預かりしております→築400年のお引越し
建物養生と屋根瓦の撤去
歴史を刻んだ瓦たち
一枚一枚手でめくってゆきます
一か所に集めました
重機のバケットを利用して瓦をおろします
屋根の土も歴史ものですね
手作業による取り壊し
ご新居で再利用するものも多くありますので、まずは手作業での工事となります。
とても立派な材木が使われています
重機解体
再利用品を取り除いたあとは重機を使用します。
廃材木搬出
トラックに積んで材木リサイクル施設へと運搬します。
基礎石の撤去
さすがにこの時代にはコンクリートなんていうモノは存在しません。基礎はすべてこのような自然石となります。
続き塀の切離しと整地作業
お隣り様から続く漆喰壁を切離しました。
廃材の搬出後に仕上げの整地を行います。
工事完了
一部、次のご新居で再利用される石材を並べて工事完了となりました。
ヤマダ・エスバイエルホームさんが手がけられる素敵なお家の完成、本当に楽しみです。お施主様の末永いご健康とご多幸を願っております。また、ご近隣の皆様におかれましてはご協力ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。